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映画の記憶
ブログ紹介
有楽町プラス横浜映画街が、私のテリトリー。
マリオンビル、シネシャンテ、シネスイッチ銀座、そしてMM109。
春夏秋冬、休みの日には、映画館。
それが、私の人生。
慎ましく、年間60本鑑賞を心がけています。

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タイトル 日 時
笑う警官
笑う警官 真っ赤な爪の女性の指がタイプライターを打って、タイトルが出ますが、この作品、どうも、当初からハリウッド映画、とくに「LAコンフィデンシャル」などの悪徳警官モノを意識しているようです。主人公の北海道警の刑事(大森南朋)たちが、ジャズを演奏し、警察上層部の腐敗隠蔽工作のために逃亡した刑事をすくうための『裏捜査』の舞台も、ジャズバーに設定してあり、かつての角川映画で垣間見られたスタイリッシュな様式美が復活したかのようです。角川春樹さんは深作監督の「復活の日」を、世界に売ろうとしたり懸命に世界進出を図っ... ...続きを見る

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2009/11/22 05:48
風が強く吹いている
風が強く吹いている この作品のクライマックスの舞台となる箱根駅伝。往復の、起伏の富んだコースが、物語にもおおきな起伏を与えるように設計されています。それにしても、見事な撮影です。実際の駅伝ロケを最大限利用しているのでしょうが、各地のフィルムコミッションと数多くのボランティア出演者たちの協力で、まったく違和感なく見ていられるのは驚きです。映画の撮影が、駅伝にすっと溶け込んでいるような感じさえします。さて、物語は、いままで幾多の映画でつかわれた「ワケありのおちこぼれが、勝利をえるまで」プロットです。中心となるカケル(林... ...続きを見る

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2009/11/14 05:32
私の中のあなた
私の中のあなた 全米ベストセラーの映画化作品ですが、冒頭からの展開に、おどろきました。なるほど、こういったことは起きうるのですね。幼い頃に白血病を発症した長女。彼女を救うために、医師は両親に妹を生むように勧める。それも、姉と遺伝子型が適合するような受精卵をはじめから選んで、人工授精をするのです。そうすれば、うまれてくる妹は、かならず姉のドナーとなりうる。そして、うまれた妹。作品では、この妹のナレーションで家族の変遷が描かれます。ハリウッド映画は、たいてい、時間軸どおりに物語を展開させ、観客によけいな頭脳活動をも... ...続きを見る

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2009/11/06 18:54
母なる証明
母なる証明 この作品には、知的障害をもつふたりの青年が登場します。ひとりは、主人公の母親が漢方薬を作りながら育てた最愛の息子。もうひとりは、寺院から逃亡した青年。息子はいわゆる”知恵遅れ”の青年で、逃亡した青年は、あきらかにダウン症です。ポン・ジュノ監督の狙いは、母親の狂気にもにた偏愛・溺愛をえがくものですから、こういった知的障害者を登場させることで、テーマに肉薄できると考えたのかもしれません。物語の核心となるのは、女子高生殺害事件。頭部を岩石で打撲され、空きビルの屋上にさらされていたというもの。知的障害の... ...続きを見る

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2009/11/03 18:46
沈まぬ太陽
沈まぬ太陽 松本清張が亡くなったとき、ある新聞記者が自民党の大物代議士に「清張さんには勲章を出さないんですか」と訊いたことがあります。代議士は「松本は、昭和最大の作家だよ。でも、勲章は出せんね。あれはアカだから」と答えたそうです。「沈まぬ太陽」の原作者、山崎豊子さんも、清張の系譜に入る重量級作家です。中国残留孤児を描いた「大地の子」の取材の折、日本人がだれも踏み込んだことのない中華人民共和国の中枢・中南海に行き、政府要人と会えたというのですから、山崎さんの骨格は旗幟鮮明です。映画の冒頭は、主人公・恩地が組合... ...続きを見る

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2009/10/30 21:46
カイジ
カイジ 今、数多くの邦画は三つのキーワードでくくることができるようです。「癒し」「病死」そして、「格差」。「格差」は、物語としてメリハリをつけやすいテーマですね。「カイジ」は、究極の格差社会ネタとでもいうべきでしょうか。苛烈な視点が取り柄です。金貸しの女社長(天海祐希)のベンツを蹴ってしまった主人公のカイジ(藤原竜也)は、借金返済を脅されて、豪華クルーズのとんでもないゲームへ。ここで知り合ったおっさん(光石研)に同情したばかりに、地下帝国の過酷な労働へ。そこにあるのは、肉体労働と、搾取。いやあ、搾取なん... ...続きを見る

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2009/10/22 06:00
クヒオ大佐
クヒオ大佐 私は詐欺師がすきです。「円天」などというとてつもない詐欺にやすやすと引っかかる人たちに愛着を持ちます。新聞で詐欺の記事が出ると、熱心に読みふけるのです。「クヒオ大佐」は、実際に起きた結婚詐欺事件。作品を見ると、時代背景は、政府・自民党が湾岸戦争に際して「金は出すが、自衛隊は出さない」と、アメリカに莫大な貢物をした時代。まず、「第一部」として、どっかんとその報道映像が出て、政府役人・政治家たちの苦悩の姿が描かれます。が、これは詐欺とは無縁・・・いえ、ちょっとだけ関わっています。クヒオ大佐は、ハワイ... ...続きを見る

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2009/10/20 21:07
エスター
エスター ホラー映画の専門店「ダーク・キャッスル・エンターテインメント」。今回の出し物は、謎に満ちた悪意の少女を描く物語。予告編を見て以来、ひきつけられてしまいました。なんといっても、エスターという少女を演じるイザベル・フールマンのクールな魅力ですね。原題は「オーファン」。孤児、です。作品の冒頭は、とても血なまぐさい。三人目の子供を身篭った元教師の母親が、夫と病院へ駈けつけます。車椅子に乗せられて処置室へ向かう途中、出血が始まり、麻酔もかけずに手術するといわれ、出てきた赤ちゃんが・・・。しかし、これは夢。... ...続きを見る

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2009/10/17 20:05
ヴィヨンの妻
ヴィヨンの妻 まず目をみはるのが、美術です。この作品は太宰治の原作を田中陽造氏が脚色したもので、時代背景は昭和19年から21年になっています。この3年間は、日本の近現代史上、激動の時代。昭和20年春には、B29による東京大空襲があり、下町を中心に東京は火の海となり、数多くの家が焼け、たくさんの市民が犠牲となります。8月の終戦後には進駐軍がやってきて、民主国家となっていくのです。日本が貧しさに喘いでいた時代を、実にみごとに再現しています。それに加えて、優れているのは、主要な俳優以外の無名の出演者たちが、ひとりひ... ...続きを見る

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2009/10/13 15:24
リミッツ・オブ・コントロール
リミッツ・オブ・コントロール これはまさに、ジャームッシュ監督の個性的な作品です。作品中の台詞の中にも出てきますが、「・・・数年前に美しい映画を見た。フィンランド映画だった」とあるので、カウリスマキの影響があると思います。ただ、カウリスマキのような悲しみに充ちた笑いはありません。主人公は殺し屋。カメラは、徹底的にこの殺し屋の視点から描かれています。それにしても、この殺し屋の造形は面白いですね!無表情で、極端な無口。ホテルに全裸の美女がやってきて、傍で寝ても、男は腕を組んで目を開けているだけ。「仕事の最中はセックスはしない」と... ...続きを見る

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2009/10/08 03:22
カムイ外伝
カムイ外伝 まず驚くのは、冒頭数十分の殺陣です。崔洋一監督に、こんな才気があったとは!もちろん、殺陣の技術的指導はその方面の専門家が担当しているのでしょうが、抜け忍と追忍との戦いは見るべきものがありました。そして、松山ケンイチ、小雪さんの殺陣も見事で、体の切れにも大感心!CGとワイヤー操演とを巧みに融合させて、ぐぐっと見入ってしまいましたが、カムイが海から流れ着いた島の場面になると、ちょっと、展開が渋滞していったようです。クドカン脚本の冴えもみえず、バカ殿の愛馬の前足を切り盗んだ漁師・小林薫の一家の物語は、... ...続きを見る

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2009/10/08 03:04
ウルヴァリン X-MEN zero
ウルヴァリン X-MEN zero シリーズ最高傑作ですね!ヒュージャックマンの魅力に初めて触れた第一作。凶暴な野生を露出し、ひたすらた戦い続けるウルヴァリンの闇の部分が魅力でした。ミュータント対人間の戦い、ミュータント同士の戦いが続いて、今回は、原点復帰。ハリウッドは、物語の原点に戻ることで新たな鉱脈を見出してきましたが、いずれも、主人公の闇の部分に深く触れることで、物語に奥行きが生まれたようです。今回も、ウルヴァリンが生まれていく過程を、説得力豊かに描いています。化け物として生を享けた男の悲しさが随所に描かれ、やがて、国家に使... ...続きを見る

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2009/10/01 16:54
火天の城
火天の城 今や、テレビドラマの世界から締め出されかけている時代劇。とうとう水戸黄門の視聴率も10%を切ってしまいました。そんな状況の中、次々と製作される時代劇映画。数年前から人気のある若い俳優を主役に、斬新なヴィジュアル作りで新時代の時代劇を狙ってきたようです。さて、それとは対照的に、松本清張賞受賞の山本兼一原作「火天の城」は、ほとんど資料の残っていない安土城建築にまつわる宮大工棟梁の物語。監督は、東映期待のエース、田中光敏。脚本は、以前東映の「化粧師」で、やはり椎名吉平を主役に描いた横田与志。ちょっと期... ...続きを見る

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2009/09/20 05:40
アマルフィー
アマルフィー まったく期待せずに見ましたので、かなり楽しめました。以前は、海外ロケなどで外国人俳優が加わる邦画の出来栄えは惨憺たるものでした。最近はその点が徐々に解消されていて、見ていて安心できますね。今回の作品、脚本家のクレジットがないということで、脚本家組合が抗議していますが、出来上がったものを見ると、脚本はしっかりと作りこまれています。冒頭はローマのホテル。こわばった表情の織田裕二と天海祐希が、冷たい関係を露骨に表しながら部屋に行く場面から。そこから時間は巻き戻されて、ローマの日本大使館。クリスマス前に... ...続きを見る

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2009/09/11 22:10
サブウエイ123
サブウエイ123 「トップガン」でスピーディーで斬新な映像を堪能させてくれたトニー・スコット監督。あれから十数年・・・でも、まだ期待している私です。最新作は、地下鉄サスペンス。予告編を見てからさらに期待は高まり、劇場へ。デンゼル・ワシントンの凡庸公務員役も楽しみですが、犯人役のジョン・トラボルタにも大いに興味があります。さて、めまぐるしく動き回るカメラワークで開巻。ハリウッドには、こういった落ち着かない映像が増えました。みなさん、気に入っているのでしょうか?ニューヨークの地下鉄指令所に勤務するデンゼル・ワシントン... ...続きを見る

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2009/09/11 07:17
3時10分 決断のとき
3時10分 決断のとき きわめて珍しい西部劇です!リメイクだそうですが、原作映画は未見です。ラッセル・クロウが出ているので、とりあえず劇場へ。タイトルの3時10分は、列車の到着時間です。その列車に凶悪犯を乗せて裁判所へ連れて行くのですね。だが、はたして無事に列車に乗せられるかどうか。凶悪犯がラッセル・クロウ。彼を列車まで連れて行く警護団のひとりが、クリスチャン・ベイル。役柄は、片足を南北戦争で失った貧しい牧場主。冒頭は、その牧場の牛小屋に放火される場面。火を放ったのは、町の有力者の手下。鉄道が通るので、牧場が邪魔になり... ...続きを見る

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2009/08/27 20:08
96時間
96時間 かつて「ニキータ」に痺れきった私。リュック・ベッソンは天才だと信じて疑わないのですが、最近の作品群にはちょっと引けていました。で、今回の作品もまったく期待せずに劇場へ。リュック・ベッソン脚本を、クレジットで確認して、浮かんだタイトルが「TAKEN」。「強奪」でしょうか。ずばり、そのままです。脚本は、静かに始まります。リーアム・ニーソン演じる中年男は、CIAの極秘任務に没頭した挙句、妻と娘に去られたという設定。今は引退して妻の再婚相手と同じ街に暮らしています。うらびれた様子でカラオケセットを買って... ...続きを見る

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2009/08/25 20:33
南極料理人
南極料理人 日本映画には、ほんわかタッチの小規模作品が増えました。癒し系とでも言いましょうか、さしたる起伏がないまま、ほのかな笑いと哀しみと苦味が入り混じった作品です。この作品は、まさにそういう流れの中に出来上がったといえるでしょう。冒頭、南極の酷寒の中、争う二人の男。なにやら重大事が起きたかと思わせて・・・マージャンを強制しているだけ。そういった、たいしたオチのないギャグともえいない笑いがときおり起きますが、沖田修一監督は、小技で攻める方でしょうか。せっかく、南極という極限を舞台にしながら、あえて、ヒュー... ...続きを見る

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2009/08/25 20:12
ココ・シャネル
ココ・シャネル ファッションに疎い私は、ココ・シャネルの生涯にも興味を持ったことはありませんでしたが、この作品を見ると、とてもよくわかります。とにかく、劇的ですね!父親に妹と共に捨てられたココ・シャネル。暮らすようになった教会の孤児院。孤児院育ちといえば、「ジェーン・エア」はじめ、昔からヒロインが過酷な運命と戦う現場のようなもの。そこを出たココ・シャネルは、生まれついた才能で成功していくわけです。この作品は、晩年、15年ぶりにファッション界へ復活を果たすシャーリー・マクレーン演じる部分と、孤児院から成功していく... ...続きを見る

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2009/08/24 05:25
そんな彼なら捨てちゃえば?
そんな彼なら捨てちゃえば? そんなに若くない3.5組〜4組?のカップルの恋愛模様を描いた群像劇です。さすがにハリウッド、こんな恋愛ドラマを作らせると、実に洗練されていますね。ご本人も端役でご出演のドリュー・バリモアさんが製作総指揮。そうでしょう、彼女なしにこんな企画、通らないでしょうね。っでも、こんな映画はもっと見たいもの。さて、ドラマの中心になるのは、まずは、ジェニファー・グッドウイン演じる「恋愛真面目」派シングル女性の恋人探し。こちらは、男の身勝手によるその夜かぎりのつかの間恋愛を重ねながら、失恋続きの日々。それを見か... ...続きを見る

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2009/08/06 20:28

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